男子サッカーパリ五輪のグループステージ予選が2024年7月24日(水)19:00(日本時間25日木曜2:00)から始まります。
6月にはパリ五輪に向け、アメリカとメンバー選考前最後の試合を行います。
今までの活動と違い、五輪に行けるメンバーは絞られ、なおかつOA枠があるためメンバーに入るのは簡単なことではありません。
アジアを制してパリ五輪を決めた選手たちには、本選でも活躍してビッグクラブへの移籍、海外移籍への道を自らの活躍で掴み取ってもらいたいです。
全力で応援します!!
今回は先ほども言ったOAについて過去大会も解説しながら見ていきます。
過去のOA枠
簡単な説明からします。
OA(オーバーエイジ)とは、24歳以上の選手を3選手まで招集していいという、五輪特有のルールになります。
OA枠はアトランタ五輪から適用されたルールで、選手層の薄いポジションに経験のある選手やスター選手を3名までなら入れてもOKということです。
ただ選手の保有元であるクラブが承諾をすれば。クラブとの折り合いがつかずに招集できないケースも多々あります。
それはOAだけでなく、五輪世代も同様になります。
過去大会を振り返りながらOAも見ていきます。
アトランタ五輪(西野朗監督)

引用元>>https://spaia.jp/column/soccer/japan/10597
アトランタ五輪ではOA枠は使わずに戦っています。
同大会でもっとも記憶に残っているのは、「マイアミの軌跡」
初戦のブラジル戦に勝ったことで、なにかあるごとに得点シーンが番組でも流れる歴史的な勝利でした。
中でもGKの川口選手のプレーが記憶に残っています。
しかし、その後のナイジェリアに敗れ、ハンガリーには勝ったものの得失点差で決勝トーナメント進出は叶いませんでした。
アトランタ五輪で優勝したのはナイジェリアでした。
シドニー五輪メンバー(トルシエ監督)

引用元>>https://spaia.jp/column/soccer/japan/10597
OA枠ではGK楢崎正剛、DF森岡隆三、MF三浦淳宏の3名を招集。
比較的五輪世代と年齢が近い選手を招集していますね。
シドニー五輪では、グループステージ2勝1敗の2位で決勝トーナメント進出したが、準々決勝でアメリカにPK負けしています。
ゴールデンエイジと呼ばれる世代でもメダルには手が届きませんでした。
シドニー五輪で優勝したのはカメルーンでした。
アテネ五輪メンバー(山本昌邦監督)

引用元>>https://spaia.jp/column/soccer/japan/10597
OA枠はGK曽ヶ端準とMF小野伸二の2名を招集。
アテネのOAも年齢は近い。小野選手は自分の世代での出場が叶わなかったため、個人的にはすごく期待していました。
初戦のパラグアイ戦で小野伸二選手が2ゴール、大久保嘉人選手が1ゴールを決めたが、3-4で敗戦。続くイタリア戦でも先制され、阿部勇樹と高松大樹のゴールでなんとか追い上げたが、2-3で敗れています。
最終戦は大久保嘉人のゴールでガーナを破りましたが、予選リーグ敗退(1勝2敗)となった。
アテネ五輪で優勝したのはアルゼンチンでした。
北京五輪メンバー(反町康治監督)

引用元>>https://spaia.jp/column/soccer/japan/10597
北京五輪ではOA枠を使わなかった。
この世代は私とドンピシャで、過去大会より気持ちが入って観戦していた記憶があります。
しかし、そう簡単ではないのがオリンピックです。
北京五輪の成績は3戦3敗で大会から姿を消しました。
北京五輪で優勝したのはアルゼンチンでアテネに続き2連覇を果たした。
ロンドン五輪メンバー(関塚隆監督)

引用元>>https://spaia.jp/column/soccer/japan/10597
OA枠はDF徳永悠平、DF吉田麻也の2名を招集。
初戦のスペイン戦で持っている男の大津祐樹選手がゴールを決め、1-0で好スタートをきった。続くモロッコ戦も俊足FW永井謙佑選手のゴールで1-0、3戦目引き分けたが2勝1分の1位で決勝トーナメントに進出した。
準々決勝のエジプト戦も日本の快進撃は続き3-0で快勝。1968年のメキシコ五輪以来44年ぶりの準決勝にコマを進めた。
メダルの期待が高まった準決勝。日本は大津祐樹選手のゴールで先制したが、メキシコに逆転を許し1-3で敗れた。さらに3位決定戦でも韓国に0-2で敗れ、4位となった。この韓国に負けた試合は今でも記憶に残っているし、今でも悔しい。
ロンドン五輪で優勝したのはメキシコでした。南米強い。
リオ五輪メンバー(手倉森誠監督)

引用元>>https://spaia.jp/column/soccer/japan/10597
OA枠はDF藤春廣輝、DF塩谷司、FW興梠慎の3名を招集。
リオ五輪では、1勝1敗1分でグループリーグ敗退になりました。
リオ五輪で優勝したのは、ブラジルでした。
東京五輪メンバー(森保一監督)

引用元>>https://spaia.jp/column/soccer/japan/10597
新型コロナウィルス感染拡大によって1年延期し、2021年に開催された東京五輪。登録メンバーが18人から22人に増え、試合ごとに18人のメンバーを選出して4人はベンチ外とする規定に変更された。
OA枠は当時のA代表キャプテンのDF吉田麻也をはじめ、DF酒井宏樹、MF遠藤航の3名を招集。
グループステージの南アフリカ共和国に1-0、メキシコに2-1、フランスに4-0の3連勝で1位で突破。久保選手が3試合連続でゴールを決める活躍をみせた。
ニュージーランドとの準々決勝もスコアレスながらPK戦で勝利。しかし、準決勝ではスペインに0-1で敗れると、続く3位決定戦でもグループステージで勝利しているメキシコに1-3で敗れた。
試合後、ピッチ上で久保選手が号泣しているシーンは記憶に新しい。
東京五輪で優勝したのはブラジルでリオデジャネイロ五輪に続いて連覇を果たした。
パリ五輪のOA枠は?
まだ決定ではないので、いろんな憶測がチラホラと耳に入ってきています。
SNSをみてみました。
OA枠に昌子源!植田直通!U―23日本代表、大岩チルドレンをリストアップhttps://t.co/WjNDQEkKAR…
— サンスポ (@SANSPOCOM) May 14, 2024
鹿島つながりですね。DFの選手を選ぶかなとは思っていますが、アジアで優勝した大会を通してDF高井選手はすごくいい選手だと感じました。
今後の日本代表のことを考えると、そういった若い選手に大会を通して経験させてあげたほうが個人的にはいいかなと。。
でも、OA枠は使った方がいいとは思ってます。
JFAは、パリオリンピックのOA枠候補として #冨安健洋 #堂安律 #遠藤航 #大迫勇也 の4人の何れかを筆頭に考えている。
— Jリーグのウワサ (@footballiseki) March 24, 2024
尚、選手個人やクラブの意志で拒否することも可能なため、他にも10人以上リストアップしている模様だ。 pic.twitter.com/T2tplsBzQC
大迫選手。面白そうですね。海外組からの招集が難しいとなると大迫選手もありえるかも。。
個人的に3名誰でもいいとなったら、前田大然選手、伊藤純也選手、永井謙佑選手。
どうでしょう??面白くないですか?
前からプレスかけるもよし、引いてカウンターを狙うもよし。この3人を招集できれば金メダルですw
どのようなメンバーになるか今からワクワクします。
予選で戦う対戦国
7/25(木)VS パラグアイ
南米予選を2勝1分で1位で通過。連覇しているブラジルが予選敗退。間違いなく強い相手ですが、大事な初戦なだけに絶対落とせない1戦になります。
7/28(日)VS マリ
2024年3月に一度戦っているマリ。その試合は1-3で逆転負け。
見てましたが、一人一人の能力の差を痛感させられた。
7/31(水)VS イスラエル
正直未知です。イスラエルで黄金世代と言われていることから、簡単に勝てる相手ではないでしょう。
まとめ
パリ五輪のグループステージはD組。「死の組」と言われています。
日本って「死の組」に入り確率硬くないですか?気のせい?くじ?毎回誰が引いてるの?
思うことはいろいろありますが、遅かれ早かれあたる相手ではあるので、みんなで応援しましょう!
*追記(2024.10.26)
結果は残念でしたが、OA枠を使わなかったことですごく大きな経験をできた。
特に川崎・高井選手は五輪後に日本代表に選ばれ、試合にも出場しています。もっと五輪世代が入ってきてほしいですが、今の代表は選手層が厚いため、若手はより努力が必要だ。



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